シンプルで使いやすいWordpress用無料テーマ【ha-Basic】の配布、テーマカスタマイズの方法のご紹介など

テーマを変更する際の注意事項

WordPressのテーマは公式サイトで配布されているだけでも実に3,900(2020年8月現在)もあり、【ha-Basic】のように公式サイト外で配布したり販売したりしているものを含めると、とんでもない数のテーマが存在します。

WordPressのテーマは、データベースにデータとして格納されているパーツを引っ張り出して、管理・表示するためのものであり、一見同じように見えるデザインでもブラウザに表現するまでが書かれているプログラムコードにはそれぞれ違いがあります。

ここでは【ha-Basic】に限らず、今使用しているテーマを別のテーマへ切り替える際、注意しておくべき事柄について解説させていただきます。WordPress初心者の方はすべて読んでも理解できないかも知れませんが、なかなかこのような解説をしているページはありませんから、一読されることをおすすめします。

そのテーマ独自の機能は原則引き継がれません

機能性が高いと感じるようなテーマの特徴として、ショートコードやボタンなどで、独特な表現ができるように、また簡単にきれいなコンテンツができるようにしているものが多いです(【ha-Basic】も同様にいくつかの機能が備わっています)。

文字に色を付けたりするためのものはその場でその文字(範囲)にデザイン要素を指定するので基本的にテーマを変更してもそのまま引き継がれることが多いですが、特に気を付けなければいけないのがショートコードにより何かを制御したり表示/非表示にしたりする機能。

ショートコードで何かの動作を与えるものは、基本的にテーマを変更すると全く機能しなくなります。例えば【ha-Basic】に備わっている「ログインユーザーにのみ表示するコンテンツ」を作成するためのショートコードは、【ha-Basic】を有効化している時だけ機能するものになりますので、テーマを変更するとショートコードがそのまま表示され、もちろん内容もそのまま見えるようになってしまいます。

こうした独自ショートコードはテーマのプログラムの中に「このショートコードが使われていたらこういう動作をしなさい」という命令が書かれていますので、変更したテーマへ移行すれば同様に機能するようになりますが、そうした知識がない方はテーマ変更前、テーマ変更後に不都合が生じるものがないかをよく確認する必要があります。

※私的には、同じテーマを使い続けてもらうという作者の意図があるので、有料テーマにはよくある機能かと思います。が有料テーマであっても未来永劫更新され続けるという保証はありませんから、テーマ選定時には利便性だけでなく、いざというときに備えてテーマ販売(配布)サイトの情報をよく確認するようにしましょう。

ちなみに【ha-Basic】では、テーマ変更で不都合が生じそうなものについてはスムーズに移行できるように、情報や移行手順をなるべく開示するようにしていますので、安心してお使いいただけます。

アクセス数に大きな影響が出ることがあります

WordPressを使う使わないに関わらず、インターネット上に公開しているページは検索エンジンに登録され、検索結果に表示された内容を元に訪問されることが多いです(全訪問者の70~80%が検索経由でのアクセスと言っても過言ではないでしょう)。

そこで、検索エンジンにより正確に情報を登録してもらえるように、検索エンジンでの結果から訪問される可能性を増やすために、独自の方法で情報を出力しているテーマがあります(【ha-Basic】テーマもその1つです)。

情報の出力については、テーマのプログラム上で自動的に行うものと、サイト管理者が任意に設定するものとがあります。また、そうした機能がない場合には「All In One SEO Pack」などのプラグインを使って機能を追加されていることも多いでしょう。

プラグインを使われている場合には特にテーマを変更しても影響はありませんが、テーマの機能でそれを設定している場合、ほとんんどのケースではこの情報は移行されません。従って、検索エンジンに認識されるページの情報も、検索結果に表示される情報も変更されます。検索エンジンは定期的に巡回して、ページを評価し、検索結果に表示される内容も変わりますから、今まである程度アクセスのあったページがテーマ変更によってアクセスされなくなるということも十分にあり得ますから注意が必要です。

また、TwitterなどのSNSへリンクを挿入した際に表示されるカード形式のデータの内容も、テーマによって出力方法(どのようにデータの中から表示させる部分を切り取るか)が異なりますから、これについても影響が出る可能性があります。

※よほど検索エンジンクローラーが頻繁に巡回する(つまり検索エンジンから見て「このサイトの情報は有用」と判断されたサイト)ようでなければ、前述したように、検索エンジン検索からのアクセス数の変化はある程度の期間をもって影響が確認できるものですから、よく「テーマ変更したら途端にアクセス数が激減した」というのは、ひょっとすると検索経由でない別の問題があるかも知れません。

元のテーマに戻しても、完全には元の状態に戻りません

ここまで読んで、テーマの変更によっていろいろな影響が出るのだなということは何となく理解していただけたかと思います。また同時に「一旦変更してみて、今までの内容がどうにもならなかったら元に戻せばいいや」と思われたかも知れません。が、完全に戻らない場合があることも知っておく必要があります。

有用なテーマには、サイドバーや本文内へ初心者でも簡単に定型文・広告などを挿入できるように「独自のウィジェットエリア」や「独自のウィジェット」を備えたものがあります(【ha-Basic】にも独自のウィジェットエリアと独自ウィジェット、テーマカスタマイザーから追加できるコンテンツなどがあります)。

これらはそのテーマ独自のものですので、テーマを切り替えることで行き場を失い、削除されてしまったり、使用していないウィジェットへ移動されてしまったり、とんでもない場所へ移動されてしまったりします。

残念ながらこれを防ぐ方法はありませんので、ウィジェットの内容をメモ帳などにコピーしておくなどして消失に備えたり、現状でのウィジェットの配置や並びをメモしておくなどして、元に戻せるようにしておきましょう。


いかがでしょうか?

「せっかくよさそうなテーマだと思ったのに、そんなこと言うならこのテーマ(【ha-Basic】)使うのをやめよう」

なんて思われたかも知れませんね。

ここで挙げた以外にも、テーマを変更することで、例えば今有効化しているプラグインが動かなくなるなどさまざまな影響が出る可能性があります。

有料・無料を問わず、テーマ作者は「せっかく作ったんだから使ってもらいたいなぁ」という想いでテーマの配布を行っています・・・は建前で、有料テーマは「購入してもらって収益を得たい」「ある日突然互換性のないバージョンを販売して再度収益を得たい」なんていう発想が必ずありますし、無料テーマの場合でも「フィードバックをもらってよりよいテーマづくりのアイディアを得たい」「テーマ配布から派生して何かで収益を得たい」というのが本音でしょう。多分に漏れず、私も自分の技術向上のためにいろいろな人に使ってもらって意見やアイディアをいただきたい!というのが本音です。

それを達成するためには、悪影響の出そうなことや不都合の発生しそうなこと、面倒だと思われることは極力避けなければなりませんから、今回のように「大変ですよ~」「悪影響が出ますよ~」なんてことは口が裂けても言えません(笑)。冒頭に「なかなかない情報」と書いたり、トップページでネガティブなことを述べたりしたのは、それを乗り越えてでも使ってもらえるなら・・という想いに他なりません。

いいことばかり書いて、悪いことが一切ない!なんてのは怪しさ100%ですからね。

という感じで、【ha-Basic】と作者である私「ひまあーと」の誠実さがこの記事によって少しでも伝わってくれれば・・・幸いです。